
2017年4月、「沖縄本島版」の発行を始めた八重山日報の挑戦を描く「偏向の沖縄で『第三の新聞』を発行する」(仲新城誠著)が産経新聞出版から刊行された。
沖縄本島での日刊紙の発行は実に50年ぶり。わずか2カ月で2千部超の読者を獲得し、新聞受けには「一緒に沖縄を変えましょう」のエールが。
一方で「八重山日報の配達は禁止」という沖縄タイムス名の文書がネットに流出して…。
米軍基地問題を抱える沖縄で、メディアに地殻変動を起こそうと奮闘する社員たちの姿。大手メディアの報道に対し、内外からの批判が強いのはなぜか。現状を含めて紹介する。
主な内容は次の通り。
沖縄で何かが変わり始めている―はじめに
第1章 なぜ私たちは本島へ進出したか
第2章 「タイムス・新報」の本質
第3章 「無法地帯」の辺野古・高江
第4章 翁長知事と「オール沖縄」
第5章 翁長王国の「先住民」たち
第6章 自衛隊配備に抗議する人々