東京都港区から教育長や…

 東京都港区から教育長や高輪台小学校関係者らが来島し、校歌の「酷似」問題で揺れる石垣中を訪問した。高輪台小側からは一時、石垣中の校歌を変更するよう求める強硬意見もあったが、これを機に石垣市との自治体間交流を深めることを確認したという◆ただ今回の問題は、あくまでも石垣市側に非がある。創立当時の校長が戦前に高輪台小で勤務していたことが明らかになり、校歌の流用が「確信犯」だったことが確実になった◆当事者が郷土の大先輩であることは事実だ。また、当時は著作権という概念が薄かっただろうし、終戦直後の混乱という事情もあるかも知れない。しかし現在に至るまで、この問題が多くの関係者に波紋を広げている現状を見ると「昔のことだから」で済む問題ではない。高輪台小側の寛大さがなければ、大きなスキャンダルになっていた◆石垣市側は「迷惑を掛けた」という意識をしっかりと持つべきだし、校歌を歌い継ぐことができるのは、あくまでも高輪台小側の好意によることも自覚しなくてはならない。学校側としては今後とも、真の作詞、作曲者が誰であるか、きちんと生徒に指導すべきだ◆「雨降って地固まる」とは、石垣市側の猛省が先にあって言えること。そこを忘れるべきではない。