2018年

8月

17日

危機管理は政治家の重要な職務だが、翁長県政…

 危機管理は政治家の重要な職務だが、翁長県政に関しても検証が必要だ。膵がんで入院した翁長知事は、辺野古沿岸の「埋め立て承認撤回」を自らの手で行うことに執念を燃やしており、最期まで辞職することはなかった。自らが意思決定できない状況になれば職務代理者を置くよう指示しただけだったという◆その結果、県が副知事を職務代理者に指名したのは知事死去の当日だった。知事の意識混濁は前日から始まっていたというから、この間、県の最高意思決定者は事実上の不在だったのではないか◆翁長氏がどの程度病状を自覚していたのかは分からないが、5月のがん公表後も知事職にとどまった結果、県政史上初となる任期中の知事の死という事態になった。このために起こる混乱や不安を考えれば、早期に進退を見極めるべきではなかったか◆知事選で、県政与党は早々に翁長氏の擁立を決めていたが、翁長氏は最期まで再出馬を辞退することもなかった。突如として候補者を失った県政与党は、後継者選びに苦慮。既に候補者が決まった野党側に遅れを取っている。翁長氏がもう少し早く身を退いていれば避けられた問題だった◆しかし、翁長氏には「最期まで知事職を全うした」と、その責任感を高く評価する声もあることを言い添えておく。

 

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2018年

8月

17日

那覇―北九州が期間限定運航 ロボット工場など立地 スターフライヤー

短時間でルービックキューブの面をそろえるロボット=8日午後、安川電機北九州工場
短時間でルービックキューブの面をそろえるロボット=8日午後、安川電機北九州工場

 北九州空港を本拠地とするスターフライヤー(松石禎己代表取締役)は、7月13日から10月27日までの期間限定で、那覇―北九州路線の運航を再開した。同社・営業本部の湯浅淳一郎副本部長は「那覇―北九州は期待の路線。これから大切に育てていき、通年運航できるようにしたい」と語る。

 格安航空会社(LCC)にカテゴライズされることもある同社だが、一度搭乗すると、LCCとは一線を画する機内設備を実感できる。機内に並ぶシートは黒い革張りで、座席の間隔は広い。各席にモニターやフットレストが付いており、モニターの隣にはスマートフォンを充電できるUSBポートも付属している。

 

 

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2018年

8月

17日

「貴重な体験生かして」 高校生が新天体〝探索〟

体験発表する美ら星研究体験隊のメンバー=16日午後、県立石垣青少年の家
体験発表する美ら星研究体験隊のメンバー=16日午後、県立石垣青少年の家

 「美ら星研究体験隊」(主催・国立天文台、・県立石垣青少年の家、NPO八重山星の会)が県外、本島、石垣市内の高校生11人の参加で13日から15日まで開催した「美ら星体験隊」の成果発表会が15日午後、石垣青少年の家研修室で開かれた。新たな小惑星の発見はなかったが、今後の追加観測で新天体が発見される可能性はあるという。

 高校生たちはVERA石垣島観測局の電波望遠鏡や石垣島天文台の「むりかぶし望遠鏡」で観測。データ解析にも取り組んだ。

 

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2018年

8月

16日

2新人追加、立候補予定15人に 西表東部-大浜氏 波照間―加屋本氏 竹富町議選

 4日告示9日投票10日開票の竹富町議選で、15日までに波照間から新人で加屋本真一氏(40)=運送業=、西表東部で大浜修氏(68)=新城民俗芸能保存会会長=が出馬の意思を固めた。加屋本氏を含めると波照間から3人が出馬する混戦となるため、このうち2人が共倒れする可能性もある。現時点で立候補予定者は現職9新人6の15人。

 

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2018年

8月

16日

忘勿石之碑で慰霊祭 戦争マラリアの悲劇 継承誓う

忘勿石之碑前で慰霊祭が執り行われた=15日、南風見田浜
忘勿石之碑前で慰霊祭が執り行われた=15日、南風見田浜

 第二次世界大戦中に波照間島から西表島に強制疎開させられ、戦争マラリアにより亡くなった人たちを追悼する慰霊祭(忘勿石之碑保存会主催)が終戦の日の15日午後、西表島の南風見田浜にある忘勿石之碑前で開かれた。同碑保存会員や遺族ら約20人が参列し、悲劇を後世に継承することを誓った。

 慰霊祭は正午にスタート。1分間の黙とうのあと、参列者が次々に献花し、慰霊碑前で手を合わせた。
 戦時中、軍の命令で南風見田浜に疎開した波照間島の住民らは、次々とマラリアに罹患し、同地で85人が命を落とした。その後、終戦し引き上げたあと、波照間島で500人あまりが亡くなった。

 

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2018年

8月

16日

外国人観光客も鐘打 終戦記念日で平和の鐘

外国人観光客も参加した平和の鐘の鐘打式=15日
外国人観光客も参加した平和の鐘の鐘打式=15日

 世界平和の鐘の会沖縄支部(大濵達也支部長)は終戦記念日の15日、新栄公園平和の鐘鐘楼で、鐘打式を開いた。観光で石垣島に来島したフランス人夫婦や香港の女性観光客も市職員の勧めで参加し、鐘を突いて平和を願った。
 石垣混成合唱団による平和の歌声の後、正午の時報とともに参列者全員で黙とう、学童保育竹の子クラブの児童が千羽鶴を贈呈し、平和の詩を暗唱した。予定されていたオオゴマダラの放蝶は天候不良で中止となった。

 

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2018年

8月

15日

国と「対立から協調」へ 佐喜真氏が出馬表明 知事選

記者会見で出馬表明する佐喜真氏=14日正午、宜野湾市役所
記者会見で出馬表明する佐喜真氏=14日正午、宜野湾市役所

 翁長雄志知事の死去に伴う9月30日投開票の知事選で、宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)は14日、立候補を正式に表明した。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対した翁長県政について「国との争いが絶えず、分断が生まれた」と批判。「対立から協調へ、未来志向で沖縄のあるべき姿を見据えなければならない。国との関係を改めて構築することが欠かせない」と、関係改善に努める考えを強調した。辺野古移設への対応については「何より大切なのは普天間の危険性除去と、一日も早い返還だ」と述べるにとどめた。

 

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2018年

8月

15日

石垣の魅力を伝えたい カウアイ派遣生徒が市長表敬

カウアイに派遣される高橋さん(中央左)、藤原さん(中央)、山内君(中央右)=14日午後、石垣市役所
カウアイに派遣される高橋さん(中央左)、藤原さん(中央)、山内君(中央右)=14日午後、石垣市役所

 5月27日に開かれた「石垣市長杯中学生英語スピーチコンテスト」で上位入賞を果たし、市の姉妹都市交流事業でハワイ・カウアイ郡に派遣される中学生3人は14日午後、出発を前に中山義隆市長を表敬訪問し、派遣に向けた抱負を語った。
 派遣されるのは、高橋満月さん(白保中3年)、藤原倫さん(大浜中3年)、山内琉大君(石中3年)の3人。20日石垣を出発し、30日に帰着する。現地ではホームステイや現地高校生との交流、真珠湾での平和学習などが予定されている。石垣からカウアイへの派遣は2004年から毎年実施されており、今年で15年目。

 

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2018年

8月

15日

知事は「不屈」だったのか

 米軍基地問題を全国に発信した功績は大きい。だが、普天間飛行場の辺野古移設を進める安倍政権と対峙し「不屈を貫いた」という評価は妥当なのか。翁長雄志知事の死という感情を揺さぶられる出来事の直後だからこそ、翁長県政の3年8カ月を冷静に振り返ることも大切だ。
 辺野古移設阻止を公約に掲げる翁長知事の就任後、安倍政権は沖縄振興予算を減額し、上京した翁長知事と首相の面会を拒否するなど、翁長氏を「冷遇」したと一部で批判されている。翁長氏の「不屈」という評価は、そうした安倍政権との関係性から導き出されたようだ。
 しかし沖縄振興予算をめぐっては2013年、安倍首相が仲井真弘多前知事に対し、翌年度から8年間、3千億円台を維持することを約束した。翁長氏の就任後も、その約束は守られている。翁長県政になって予算が減額されたのは、自由度の高い「一括交付金」の執行率が低かったことなどが理由とされており、翁長氏への個人的な報復ではない。
 現在の沖縄を見ると観光が絶好調で、求人倍率も復帰後最高を記録するなど、好景気に沸いている。安倍政権は、仲井真前知事時代に要請を受けた那覇空港の第二滑走路建設をはじめ、石垣島の港湾整備など、観光インフラの整備を着実に進めている。こうした事実は、県政がどうあれ政権として沖縄振興を重視している姿勢の表れだ。
 首相が翁長知事の就任当初、面会を拒んだとされる件に関しては、そもそも知事と首相が頻繁に会合を重ねること自体が異例だという事実を指摘すれば足りるのではないか。実際にはさまざまな場で、両者の会談は何度が行われている。沖縄担当相や外相らは来県するたびに知事を訪問、意見交換しており、政権として翁長氏を無視したということもない。
 国策である辺野古移設に反対することが、翁長氏にとって大きなプレッシャーであったことは容易に想像できる。公約のために「命を削った」と形容されるのはそのためだ。だが翁長氏が「不屈さ」を賞賛されるほど、政権から耐え難い圧力を受け続けたということがあるのだろうか。埋め立て承認取り消しをめぐる訴訟で勝訴し、司法判断を得た政権が移設作業を粛々と進めることは、いじめでも圧力でもないだろう。
 辺野古移設に反対する姿勢を取り続けることで、翁長氏は反対派から称賛され、沖縄ではむしろ支持基盤を強化できた。政権に抵抗することはデメリットばかりではなかったはずだ。
 沖縄で「不屈」の政治家として知られるのは米軍統治下での那覇市長や衆院議員などを務めた瀬長亀次郎氏(1907~2001)だが、瀬長氏の場合は投獄や、市長時代の財政的圧迫などを経験している。
 普天間飛行場の移設が実現できなければ、宜野湾市民は危険な状況にさらされ続ける。日米同盟に亀裂が走る懸念もある。そうした問題の最終的な責任を負わなくてはならないのは安倍首相であり、翁長知事ではなかった。辺野古移設は翁長氏にとって一米軍基地の位置をめぐる問題だったが、安倍政権に対しては、東アジアや日本全体の安全保障も問われていた。両者の責任は質も重みも違う。単純に両者を「対峙」させるだけでは本質を見失う。
 翁長氏が歴史に名を刻む政治家であったことは間違いない。沖縄の政治家として、支持者の意思を体現し、辺野古移設阻止という公約の実現に邁進(まいしん)した。その真摯な努力には敬意を表したい。しかし視野や視点を変えれば、また違う評価があることも事実である。

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2018年

8月

15日

「候補擁立、至ってない」 オール沖縄、急ぐ考え強調 知事選

会見したオール沖縄の関係者=14日、那覇市内
会見したオール沖縄の関係者=14日、那覇市内

 【那覇】辺野古への移設阻止を目指す「オール沖縄」は14日、知事選の候補者擁立のための「調整会議」を那覇市内で開催した。今後、「調整会議」が候補者の選考作業を行うことが決まった。

 8日に死去した翁長雄志知事の遺志を受け継ぎ、辺野古移設阻止などを目指す建白書の実現に取り組める人物を候補者に選ぶことを確認。選考作業も早急に進めていくことを確認した。
 また、知事選への政策検討委員会を立ち上げ、これまでの事務局体制を強化し、市町村支部の確立などに向け、動きを加速させることも確認した。「調整会議」は翁長氏の擁立・再選を目指し、取り組んできた。同氏の死去で、当初の方針を変更せざるを得ない状況だ。

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