
中国の黄土高原やモンゴル砂漠の砂塵が上空に巻き上げられ、北風に乗って飛来する黄砂が7日、県内全域で確認された。
石垣島地方気象台によると、石垣島では同日午前8時30分に観測され、視程(見通し)は9㌔だった。ピークは午後0時ごろで、空はどんよりと濁り、市内の街並みや於茂登岳、バンナ岳など山々はかすんで見えた。
黄砂の飛来は2012年4月以来6年ぶり。航空機の運航に支障はなかった。
一方、大陸高気圧の張り出しに伴う寒気の入りで、石垣島では同日明け方に平年を4・9度下回る15・5度の最低気温を観測。日中の気温も17・5度と肌寒い一日となった。 (文・写真 南風原英和)