
数年に一度開花するという熱帯アジアや熱帯アフリカ原産のドラセナマッサンゲアナ(キジカクシ科)が石垣市真栄里の民家の坪庭で白い花を咲かせている。
17年前に植えたもので、今年は4月中旬ごろに葉の間から花茎が伸びて、小さな白い花が放射状に広がり、直径5㌢ほどの花が20個余りついている。
日中は閉じていて、夜間に開花し、強烈な甘い香りを放つ。坪庭の窓を開けていると室内に香水をまいたように芳香が漂う。
「幸福の木」とも呼ばれ、観葉植物として鉢植えを室内に置いて楽しむ人も多い。
(文・写真 南風原英和)