休日のひととき、公園ではしゃぐ…

 休日のひととき、公園ではしゃぐわが子たちに、優しいほほえみを送る。隣には最愛の伴侶―。まるでホームドラマのような、そんな一シーンを人生最高の幸福だと考える人たちも多い。むしろ価値観としては多数派かも知れない◆「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と発言した自民党の二階俊博幹事長、「子どもは3人以上産んで」と求めた自民党の加藤寛治衆院議員。それぞれ、冒頭に述べた価値観に近い人たちだろう◆一方で「結婚しようがするまいが、子どもを持とうが持つまいが個人の勝手だ」と反発する人たちがいる。まさにその通りだ。だからこそ、こうした政治家たちは、国の行く末を自分なりに案じている◆「一人っ子政策」を強要した中国のような国ではなく、個人の価値観が尊重される日本だからこそ、こうした政治家たちの言葉は重みがある。「価値観の押し付け」という一部の反発は筋違いだ◆杉田水脈衆院議員が性的少数者(LGBT)について「生産性がない」と表現してしまったのは失言だが、根底にあるのは子どもを産み育てることが人生の幸福だという同氏なりの価値観だろう。「差別発言」という批判の大合唱の中で、そうした価値観も攻撃にさらされているなら寂しい。